戦争映画?
ノーランが作るとこうなるのか~
【ネタバレあり】
クリストファー・ノーラン作品は、基本的にどれも好きなんだけど、一回見ただけでは理解できないとこが多い。
「インターステラー」なんかは、何だか良く分からないけどすごく感動したし、「インセプション」なんかは、何だか良く分からないけどすごく面白かった。
今回の「ダンケルク」は単純な救出脱出感動戦争ものと思っていた。
なのでノーラン色は薄めかなと思っていた。
何だか良く分からないという事はないだろうと思っていた。
いやいやなんの、
本作は、”1週間の浜辺パート”と”1日の海パート”と”1時間の空パート”、の3パートが複雑に絡み合いながら、時系列が行ったり来たりしながら、ラストの1点に向かって突き進んでいく、と言った内容。
鑑賞中には「あぁ、これも一回見ただけじゃ理解できないやつだ。」と諦めた。
鑑賞後には「何だか完全には理解できなかったけど凄い映画だったわ。」と思った。
ただ、30万人以上を救ったこの作戦、救出待ちの浜辺の人々・救出されていく船の人々が少なすぎでは?これじゃ、浜辺に3千人ぐらい、船に乗ってく人達は3百人ぐらいにしか見えませんぜ。そこはCG使用して、画を埋め尽くすぐらいの人々が欲しかったたなぁ。CG嫌いなら贅沢にエキストラ集めて。
いずれにしても、ノーランは只の天才だったんだなぁ。
トム・ハーディ、カッコ良かったわ。