赤裸楽日記

備忘録Blog

映画鑑賞:マンチェスター・バイ・ザ・シー

イギリスじゃないよアメリカの話だよ

そして想像と違う内容だった

 

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映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』公式サイト

 

【ネタバレあり】

過去の重い重い出来事、深い傷を負い故郷から離れて世捨て人のように、自暴自棄に生きている主人公リー。兄の死で故郷に帰り甥っ子パトリックの後見人になる。

 

見る前の想像では、叔父と甥がそれぞれの不幸を固い絆で乗り越えて再生・成長していく話だと思ってたけど、全く違った!

 

パトリックにとっては友達や彼女、生活のすべてがこの町にあるため離れたくない。もともと父は闘病生活をしていたと言う事もあり、父の死もある程度受け入れている。(父の遺体に関して感情失禁する胸を打つシーンがあるが)

 

その中でも、リーはどうしても他人との干渉を一切立って無表情で過ごしている。しかし、元奥さんとたまたま出会い、「あなたのことは恨んでいない、愛している、申し訳ない事をした、ごめんなさい。」と涙ながらの謝罪。リーはその場からも逃げだしバーで自暴自棄、喧嘩を吹っ掛ける。その後友人宅で介抱を受けながら、リーはついに抑えていた感情が溢れ出し…。

 

 

リーの過去の傷とは、自身の不注意で火事を起こし子供達を亡くした事だった。

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最後、リーは「どうしても乗り越えられない…つらいんだ…ごめん…」と後見人にはなれないことを打ち明ける。つらい過去を克服できない叔父の気持ちを理解したパトリックもその提案を受け入れる。

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なんと!

不幸を受け入れ、再生へ向かう物語かと思ったら、不幸を受け入れ、閉じこもる物語だった。切ないけどリアル、そんなに前にガシガシ進める人ばかりじゃないよ。

 

鑑賞直後は重くて救いようがなくて暗いと思ったけど、ゆっくり考えると、これはこれで良かった。

心を開く難しさ、見事にケイシー・アフレックが演じてる。アカデミー主演男優賞も納得。