世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか 岡田芳郎 (著)
夢を、理想を生涯追い求めた男、佐藤久一の物語。
映画館や料理店の情景が目に浮かぶよう、そして佐藤久一の佇まいが目に浮かぶようにイキイキと描かれており非常に引き込まれた。
そして、夢と理想を追い求めるがあまり歯車が徐々に狂い始め…
しかし、レストラン欅もル・ポットフーも現存するらしく、酒井市に行くことがあれば必ず行って思い馳せようと思う。そこには佐藤久一の意志が息しているはずだから。
写真が全く載っていないのは筆者の作戦かな。
そもそも写真嫌いでほとんど残っていないらしいが、ネットで探すとちらほら発見。
昭和46年だから佐藤久一全盛期、紳士
実際に作中に出てくるハガキ
晩年